紀元前2737年の中国に農業・薬学の祖である炎帝神農という人物がいました。

炎帝神農は民のために食べられる植物、薬となる植物を探しさまざまな草木の葉

や実を口にしました。そのため毒に当たってしまうことも多々ありました。ある時、

炎帝神農が木陰で湯を飲むために一休みしようとしたところ風に吹かれて数枚の

木の葉が偶然にも彼の湯のみの中に入ってきました。するとどうでしょう木の葉

の入った湯は素晴らしい香りと味に満ちていたのです。それ以後、炎帝神農

はその木の葉入りの湯にすっかり魅了されたそうです。この木の葉こそ紅茶の原

点である茶葉だったと一説にはいわれています。それから時代は流れて17世紀

の大航海時代・・・船で中国からイギリスまで緑茶を運ぶ途中に赤道直下の蒸し暑

さで茶葉が発酵してしまいこれを飲んでみたら大変おいしかった。これも一説には

紅茶の起源であるという俗説もあります。実際には中国の烏龍茶を進化させて紅

茶が生まれたというのが本当のようです。歴史的には1662年にポルトガルの皇

女キャサリンがイギリス王室に嫁いだときに茶葉を持参したのがきっかけとなり英

国貴族の間で紅茶が親しまれるようになりました。それから時は流れて1823年に

は植物学者のR・ブルース大尉がインドのアッサムで自生の茶樹を発見、これによ

りイギリス内での製茶事業が進展し紅茶文化も大きく花開いたとされます。そして

22年後の1845年には緑茶も烏龍茶も紅茶もその製法が違うだけで原料は同じ

茶樹(学名「カメリア・シネンシス」と言われる椿科の常緑樹)であることが英国人の

フォーチュンによって発見されました。
あまり知られていない話ですが、知ってみても面白いですよ。